勇者は呪われてしまった。

SAD(社会不安障害)という呪いにかかってしまった勇者の日記

読書メモ:ぼくは社会不安障害

あけましておめでとうございます。

2018年ですね。抱負、っていうわけでもないんですが、今年は復活の年にしたいと思います。もちろん最近気づいた社会不安障害からの復活。でも、よく考えたら、もう長年悩んでいる病ではあるから、どちらかというと生まれ変わりに近い感じなのかな。。?

さて、まず社会不安障害と闘うにあたり、しばらく基礎知識を積み上げていこうと思ってます。いきなり病院行く勇気もなかなか出ないし、行くにしてもやはり確かな病院を探して、治療方針もしっかりと判断できるようにならないと。

最初に読んだ本は、伊藤やすさんの「ぼくは社会不安障害」という本。Amazonで検索したら一番上に出てきたと記憶しています。比較的新しい本みたい。  

ぼくは社会不安障害

ぼくは社会不安障害

 

内容としては、いわゆるお仲間の体験談。社会不安障害とかSADの体験談はブログでもいろいろ見つけることできるんですが、最初はとりあえず全体をしっかり聞いてみたくて、そういう意味では理想的な一冊目でした。

読み始めて、「これって、自分で書いた本?」と感じるくらい、まさに自分の体験を代弁してくれているような、不思議な読書体験。細かい内容はもちろん違うし、自分との痛みレベルも違ったりするけど、とにかく「自分だけじゃないんだ」というのをすごく感じられた。

最近この病名を知った僕と違い、伊藤さんの場合は若い頃からいろんな病院を渡り歩いてきてられるようで、その経験談というのはすごく貴重。社会不安障害という名前をしって、病院行けば治りそうという希望が見えてきたのはある一方、やはりそんなに簡単な話ではなさそうという話も聞けたのはよかった(たぶん医療側が書く本だと、かなり楽観的な描写になってくるとは思うので)。そういう意味では、どこな落ち込む内容でもありましたね。。

あと、すごく感じたのは、この症状って結構環境によって変わってくるなぁということ。友人やクラスメート、会社の同僚など、人との出会いとかによって、すごく変わってくるという点。もう、かなりのところまで、そういう「運」みたいのに左右されてるんだなぁと。僕も自分の体験を振り返ってみて、「あの出来事がなければ」と思うことばかり。ただ、方向的には両方あって、逆に救われたという出来事もあったことも思い出して。ひょっとするともっと悪い方向になってた可能性も全然あるし。

ただ、それは全部含めて今の自分や生活があるわけで、今更否定しても始まらないし、後悔しても仕方ないし、あくまでこれからどう自分を癒やしていけるか。

それにしても、最初からいい本に出会えました。よくぞ書いてくれた!と、感謝のみです。