勇者は呪われてしまった。

SAD(社会不安障害)という呪いにかかってしまった勇者の日記

社会不安障害関連の本が本屋さんに置いてない件

最近本屋さんに行くと、いつも医学関係のコーナーを見に行くんですが、社会不安障害とかSAD関連の本って、一般の本屋さんでは置いていないんですよね。ほかの精神疾患の本はあるんですよ、例えばうつ病とか、アスペルガー症候群ADHDとか。でも、社会不安に関する物は全くない。もちろん紀伊國屋とか都市型の大型書店では置いてあるとは思うんですが。。

で、なんでかと考えたんですけど、単純にきっと売れないからだと思います。

だって、社会不安障害の本を買おうと思うのは、おそらく心を病んでいる我々本人のはず。我々みたいは人間は、なかなか「社会不安症」とか「あがり症」と表紙に書かれている本を、どうどうとレジに持って行けないですよね。それができないから社会不安障害なわけで。「あら、この精神病んでるのかしら」と思われるような気がして。まあ、単純に認知度が低い病気であることも関係しているんでしょうが。

でも、うつ病とか、その他の病気の場合は、本人と言うよりも家族が買っていくというパターンも多いんじゃないかな。一方で社会不安障害の場合は、家族にも相談できないケースがほとんどだと思うし。ちなみに、僕の場合も両親は全くこのことを知らないし、こちらから相談しようとも思わないし(なんと思われるか。。。)。今思えば、よく何十年も隠せているなぁとびっくりするけど、でも実際自分が社会に出ていて苦労しているシーンを両親は見る機会もないだろうから、それほど不思議な話でもないのか。。

というわけで、社会不安障害の本は買う人がほとんどいないから、普通の本屋には置いていないし、そのためにこれからもなかなか認知度が上がっていかないという、悪循環になっているのかもしれないと思うと、なんだか残念というか、悲しいというか。。。。というお話でした。