勇者は呪われてしまった。

SAD(社会不安障害)という呪いにかかってしまった勇者の日記

読書メモ:社会不安障害―社交恐怖の病理を解く

薬物治療にどうしても抵抗があったけど、この本読んで少し気持ちが落ち着いた、というかもう少し覚悟することができた。以前読んだ本は医者の営業本みたいな印象もあったんだけど(ある意味、それくらい気軽に来院してねという優しさと判断してますが)、この田島先生の本ではもっとバランスが取れた話が聞けた。つまり、SSRIのリスクなんかもちゃんと書いていてくれて、それでも社会不安障害には重要な薬となることについて、もっと納得できた。歴史的な話とか、各国で行われた調査とかも、新書としては割と詳しく書いてあって、単純に読み物としても面白い。

社会不安障害―社交恐怖の病理を解く (ちくま新書)

社会不安障害―社交恐怖の病理を解く (ちくま新書)

 

それにしても、これなんかは2008年の本なんだけど、もっと早く読んどけばと、ただただ後悔。